【雑記】ワインエキスパートの二次試験を受けた感想。二次試験体験記です。

ワインエキスパートの二次試験を受けてきました。

忘れないように書いておきます。

 

 

前日の過ごし方

私は前日までワインをずっと飲んでいました。試験対策セットの12本を最終確認して、コメントにズレがないか確認しました。

 

当日の朝の過ごし方

当日は朝ごはんもそれなりに食べ、朝ごはんに合わせて甲州を飲み、座れる電車の時刻に合わせて出発。

朝ごはんを食べない方や朝はワインを飲まない方が多いとおみますが、私の傾向としては香りを慣らしておいたほうが調子が良かったので、疲れない程度に少し甲州を飲んで舌と鼻を慣らしておきました。

 

出発して会場を目指す。

場所は雅叙園

30分前に目黒駅に着くように時間調整して出かけました。

目黒駅についてみると雅叙園に伸びる行列。そこに混ざり、地図を見ることもなくたどり着きました。

駅は出口が重要だと思うので、駅の出口さえ把握してれば、雅叙園に向かう行列が見つかり、迷うことなくたどり着けると思います。

急な坂なのでヒールよりは歩きやすい靴でくることをオススメします。

また雅叙園内は座れる箇所がないため、試験部屋に入るまでは立ちっぱなしになります。そのためにもヒールは避けた方がいいでしょう。

皆さんの服装はさまざま。スーツの人を入れば主婦の人もいるし、おしゃれな方もいる。

年齢は30代以降が多かったですが、女性はとても綺麗な人が多く、雅叙園に場所負けしないような方が多かったです。ちょっと場違いかな〜というTPOがなっていない身なりの人もチラホラいました。

 

 

 

会場に到着。みんな集まって受験番号と部屋を確認する。

会場に到着したら、試験部屋となるところまで人の波に沿って歩いていきます。館内はすごい、さすが雅叙園雅叙園で友達の結婚式が20代の時にありましたが、やっぱりすごい。美術館みたい。

試験部屋まで少しばかり歩くんですが、少し座るところではみんなまだ資料を出して最後の勉強をしている人が多い。座るところがない人は壁に沿って立ったまま資料を出して勉強してました。

廊下の途中でスクールのお友達と待ち合わせしているような人も多くいました。心強そうでしたね。結構たくさんの人が勉強をまだしてました。

雅叙園の奥の方に行くと、張り出しがあって、そこで受験番号と試験部屋の確認を行います。試験部屋はまた少し歩いたところにありました。

全部で10部屋弱に別れているような感じでした。試験部屋の近くには荷物預け場所もあり、キャリーバックで来られている方は預けている人が多かったです。

 

 

試験会場。

受験番号から自分の試験会場を確認し、試験会場に向かってみると、そこにはたくさんの人がすでに待っていました。

各会場の外には、担当の人と注意書きの張り紙があり、試験会場の中の様子は見れませんでした。注意書きをよく読んで、会場が開くまで扉の近くでほぼ全員の人が勉強資料を出して最後の確認を行っていました。

 

 

ついに試験会場が開く。

試験会場がオープンとなり、続々と人が部屋の中に入っていきます。入った途端に私語厳禁になるため、会場内は静かです。

会場内にはすでにワインと、その他の銘柄が並んでいます。そのため、できるだけ早く会場内に入り、じっくりと外観を見極める時間に使うのがいいです。

ただし、会場に入っても、机の上のワインと資料には手をつけることができません。オリエンテーションでも資料にしか手がつけられず、資料の中でも限られたものしか触ることができないよう、ちゃんと説明されます。

 

受験票と、筆記用具と時計を出して、オリエンテーションが始まるのを待ちます。

会場の中としては、熱くも寒くもありませんでしたが、お酒を飲むと熱く感じるぐらいの気温だったため上着で脱ぎ着できるものを着用し調整ができるようになるといいでしょう。サラリーマンのスーツの方などは試験中に脱いだりしていました。

試験会場は思ったよりも暗く、オレンジ色の光でした。これが結構狂わせます。ワインの濃淡が判断しずらい。いつも自然光を意識して勉強していたのですが、会場は結構違います。これを頭に入れて何度か練習してみるのもいいでしょう。

 

オリエンテーションにて作戦を立てる。

4つワインが並び、1つがその他銘柄のお酒。

白2のお酒は明らかに色味が薄く、飲まずに甲州の可能性が強くなったので、あとは甲州なのかどうかを確かめるためにテイスティングしようと思いました。

白1に関しては色味はよくあるので、先入観なしでやろうと思いました。

赤3に関しては色味が薄く、紫色もないので、ピノノワールが濃厚だけれど、サンジョベーゼでもこの色味になって私は間違えることがあったので2択で考えていました。

赤4に関しては明らかに紫色でそこまで黒くはない、やや濃いぐらいの濃淡。一番選択肢が多くなるであろう、ここに時間をかけようと思いました。

ここまでを試験開始までのオリエンテーションの自分で作戦を立てました。なので試験時間には含まれていません。

 

ようやく試験開始時刻になり50分の試験スタートです。

白1は典型的なニュージーランドのSB。迷わず。

白2は甲州寄りのコメントにしつつ、パンドゥミの香りもしたのでミュスカデも頭によぎり、違っていても品種ぐらいだろうと思いました。

赤3は色味はピノ寄りだけど、香りに紅茶もないし酸味も強くない、それよりはタンニンが結構感じる、ということでイタリアのサンジョベーゼにしました。

赤4は香りからしてシダ・杉の香り、メントールの香り。そして味わいとしてはタンニンの収縮感がある、果実のボリュームもあるので温暖地域のカベルネ・ソーヴィニヨンと決めました。ただオーストラリアとはおもわず、チリに。

ここまででワインを全部終えて約25分から30分程度。回答用紙へのチェックは全部塗り潰さないで斜めで斜線を引く感じで軽くチェックし、見直しの時に濃く塗り潰そうと思っていました。

一番迷ったのは3番。これはピノ・ノワールじゃないよな、サンジョベーゼだよな?そうだよな?って何度も結構確かめました。赤3が一番なくなりが早かったです。

その他のお酒に行く前に、ワインを2周目に入り確認作業をしながら、マークチェックを濃くする作業を行い、1周目で迷ったところを精査しながら完了に向かう。

最後10分ぐらいで、その他のお酒を飲み、これはわからん。シェリー酒かな?と思いマーク。まさか紹興酒だったはとは。

まだ時間が5分余ったので、残り時間でワインを味わってできるだけ残さず飲みました。

 

試験中は試験官が見回りに来てくれたり、お水を追加で注いでくれたり、終了時刻の10分前などにアナウンスがあったりなど、何不自由なく試験に集中できました。

ただ会場がオレンジ色の光でやや暗かったので、赤ワインの濃淡はちょっと注意しましたね。自然光でやってほしいよ〜〜、、室内温度はちょうどよく、気持ちよく飲めました。

 

試験終わり。

試験が終わって、続々と試験会場を出る人が多く、私は帰りの道が混むな〜っとゆっくり準備して試験官にご挨拶して一番最後ぐらいに試験部屋を出ました。

試験部屋を出るなり、皆さんスクールの方々と集まり色々と意見交換をしていました。

こういう時が羨ましい!その会話に関わりたい、、

みんな結構、紹興酒シェリーの議論をしてたり、ピノ・ノワールか否かを議論してたりしました。それを片耳で聞きながら、雅叙園の動画を撮ったり、中を少し歩き回って散歩したりして雅叙園を出て駅に向かいました。

試験が終わったらトリュフ食べようと決めていたので、トリュフリゾットがあるお店にランチで伺いスパークリングでお一人様乾杯!

のんびり食べて、電車に乗って帰宅。

 

帰宅。

家に帰りツイッターを開いてみると、それはそれはワイン通の方々が今日の二次試験のお話をされていました。

17時には試験に出た品種も開示されていて大盛り上がり。

こういうコミュニティとか、新しく何かをやると世界が広がるのを実感。楽しいな〜。

受かるかどうかはわからないけど、好きなワインも買ったし、家で乾杯しました。

ちなみにカルフォルニアカベルネ・ソーヴィニヨンです。

 

ツイッターでは試験終わった人たちが何を一番最初に飲んだかをアップしててそれはそれは楽しかったです。