【雑記 】完全独学!ワインエキスパート二次試験を突破し、無事合格しました!合格までの総額費用は8万円。

2019 年度 JSAワインエキスパート呼称資格認定試験の二次試験を突破し、無事ワインエキスパートに合格しました!

 

合格発表が10月18日17時にHP上で発表され、無事番号と名前が載っていることが確認できました。やったー!やったー!約5ヶ月勉強してきたので、それが形になったのでとても嬉しかったです。

 

ということで、忘れないうちに2次試験対策をどのように行ったのかを書いていきたいと思います。

 

 

一次試験を受かったのは8月30日(最終日)

一次試験は2回まで受験できるようになっています(その分、受験料金が高くなっています)それの2回目で合格しました。

1回目で受からなかった理由としては、単純に問題数を解く量が少なかっただと考えています。教本や市販テキストをずっと確認していても、それを問題を解くというテストで確認しなければどれぐらい覚えているのかわからないですよね。

テキストに付いてた問題はずっと解いていて、しかもそれだとほぼ全問正解なんですけど、やっぱり答えを覚えている節があって暗記していただけなのかもしれません。

CBT方式に変わってから、一つの事柄に対して複数面からの設問を考える必要があるようになりました。だからこれはひたすら問題を解くやり方で慣れていった方がいいということになります。

しかも独学だったため、いままの過去問の傾向から、ニッチなヨーロッパ諸国などは優先順位を下げていました。しかしことに限っては傾向と対策があまり役に立たない出題が多かったため、1回目に受けて改めてどんな問題ができるのか自分で確認し、2回目の受験までに対策を行いました。

結局重要なのはどれだけ問題を解いているのかという点が重要なんだと改めて確認しました。

2回目の受験は8月30日。なんと最終日に設定していたので、最終日まで必死に勉強してました。最初から綺麗にノートにまとめることなんてしないで、問題を解きまくった方が得策です。

 

二次試験準備開始時期

 8月30日に一次試験をパスしたため、10月9日の二次試験まで準備期間は1ヶ月です。

一次試験を勉強していた頃には、飲み比べなどテイスティングの勉強は全くしていなかったため、短く1ヶ月となりました。

テイスティングは暗記よりも経験値が重要とされるためできるだけ繰り返しやる期間が長いほうが良いとされています。その通りだと思います。

ですが1ヶ月で準備もできます。

 

 

二次試験で準備したものや費用

  • youtubeの動画
    アカデミーデュヴァン
    これが本基礎が入っていて助かりました。色味の違い、判断の仕方や、チェック項目の回答傾向を教えていただけたので本当に良かった。これで無料なのはすごい!すごすぎる。白ワインも赤ワインもあるため、これは独学の人は必ず見た方がいいです。特に動画のためテキストの文字を読むよりもわかりやすいです。

    特におすすめな点としては、講師の先生がちゃんと試験対策授業を毎年行っていること。なのでテストに出るワインの傾向などに付いても具体的に2015年以降に関しては回答用紙においても”◉◉”が選ばれているようになっているので迷ったらこれを選択してくださいなどと教えてくれます。これは毎年受験対策を行っている先生だからこそできることなんですよね。

    赤ワイン編
    https://www.youtube.com/watch?v=MvbC1wYhn2U&t=551s
    白ワイン編
    https://www.youtube.com/watch?v=MjX61QWVPDY&t=909s
  • 基本品種のワインセット
    私は12本ハーフセットで基本品種のみが入っているものを2回買いました。
    どちらのセットも2万1000円程度です。ちなみに重要なのは基本品種というポイントです。
  • その他の銘柄のお酒
    ツイッターで仲良くなった方から各30mlの22本を1600円程度で譲っていただけました。これはとてもラッキーでした。良くして頂き感謝してます。
  • ワイングラス
    100円均一にて、国際規格に近いワイングラスを3つ揃えました(ワインセットが白6、赤6だったため3つグラスを買えば2回で白全部が飲み終わる計算です)
    グラスは国際規格に近いものを準備してください。グラスの形が異なると色の濃淡を比較するときに上手く比較できません。特に赤ワインのテイスティングコメントは濃淡が重要な基準となりますので、同じ容量を同じように比較できるものがいいです。

正直準備したのはこれだけです。

ワインスクールなどの単発講座などにも行かず、これを1ヶ月間やって、2次試験をクリアしました。

 

 

試験準備にあたって注意しなくてはいけないこと

前提として、ワインエキスパートもソムリエもワインをどなたかに勧めるエバンジェリストのようなものなので、味の言葉で表現方法は様々あったとしてもある程度の味覚は他の人と同じように感じられることが大切です。
スクールに通うのはもちろんいいと思いますが、その場でグラスを1杯飲むのをいろんな種類やるよりも、基本的な品種を1日1回をできるだけぐり返した方が、短時間で自分の身になると思います。

 

  1. 正解が大事

    テイスティングは、コメントシート(※試験の時にワインをコメントする回答用紙のこと)にいかに正しいコメントを行うのかが重要です。まずは1本のワインに対して、正しい解のテイスティングコメントシート(ソムリエなど試験対策を行っている方の監修されたもの)があることが重要です。

    よく二次試験前になるとワインショップなどで”対策セットをグラスで味わえます!”とかいうのがありますが、コメントシートの正解は用意してくれません。大抵、生産地と品種とアルコール度数だけ。これだけわかってもあまり経験値にはなりません。コメントシートの細い部分をいかにチェックするのか、というところで答えがわかってないと身につきません。ただ自分せチェックしただけで、それが合っているのかどうか判断ができないからです。

    そのため、品種名とかマニアックなものばかりをだす、ワインバーなどのテイスティングあ正直あまり意味がないかと思います。一人でやっていても正解がわかっていないと試験に受かるための勉強にはなりません。

  2. 基本品種を飲むこと

    ワインセットなどにはフランスメインの基本品種セットやニューワールドだけで構成されているのもあると思います。

    私が進めたいのは基本品種をひたすら覚えることです。品種の傾向を知っていることが重要だと思っています。基本品種を十分にやった後に、やるのであれば対象を広げておく方のがいいと思います。

    私が1ヶ月でやったのはフランスメインの基本セットを2回かってできるだけ毎日飲んでテイスティングコメントをつけるように練習したことです。

  3. 毎日コツコツやる方がいい。

    9月に入り最初の2週間だけは白のみやってました。(本当はもっと早くから赤ワインもした方がよかった・・・)

    1回のテイスティングで比較3種類を朝と夜にしてました。セット内容が白6・赤6だったので、1日で白全種類完了にできるといった感じです。といっても気が乗らないことも用事があってできないこと、車に乗ることもあったので、毎日ちゃんとできていたわけではないです。赤に至っては最後の2週間しか勉強できませんでした。

    それでも毎日早くやればよかったと思いました。

    なぜなら、自分で手応えを感じながら自信を持ってコメントできるようになるまでにはやはり時間がかかる。そしてものをいうのは”慣れ”だからです。どれぐらい慣れているのか、コメント内にあるパンドゥミという香りを自分の中での感覚として掴めるのかどうかです。私の場合、白の樽の効いているシャルドネは、どうしての喉が渇く香りなんですよね。こんな風に自分の感覚と一致させて行くのは時間がかかります。

  4. 味の覚え方

    私のやっていた味の覚え方を参考までに載せておきます。

    まずは、コメントシートを見ながら一つのワインをしっかりと覚えていきます。(この時は3種類ぐらい比較しながら)

    次に、コメントシートを抜きにして、ブランドしながら3種程度比較しながら飲んで、自分でコメントシートに相対評価をできるようにする。

    最後は、比較テイスティングをしないように1本1本出して、そのワインを絶対評価できるようにする。

    この手順で行っていたため、他のワインと比較しながら品種や香りをわかるようになり、最後は、比較するワインがなくても香りの特徴などが把握できるようになりました。

    ちなみにワインを選ぶ時の注意点があります。
    自分でお店で選んで買ったもので練習するのはやめた方がいいです。例えば、シャブリシャルドネでも当たり外れあるし、フランスのソーヴィニヨンブランでもサンセールとプイィヒュメでは全く味の傾向が分かれるし、試験で出されるのはサンセールのものだから選ぶのを間違えると全く意味がないです。
    そのため、試験対策にふさわしいワインを選ぶことに自信がない方においては試験対策セットと書かれているワインを買って練習を重ねるようにしましょう。

 

オススメのワインセット

私が購入したのはこのセットです。ワインセットはハーフボトルで12本セットでした、大体2週間〜3週間で飲みきれるサイズかと思います。そのため試験まで1セットでは足りず2セット購入しました。

  • ワインパーティーマーケット(恵比寿)オンラインでのセット
    ※二次試験前には売り切れます
  • インリンクスのオンラインでのセット

必ず、ワインのテイスティングコメントシート(ソムリエ監修)が入っているものを選びましょう。正解がわかってないとワインをいくら飲んでも経験にはなりにくいです。
オススメは、ワインリンクス さんのワインセットです。ワインの品揃えが特によく、内包されている資料も、コメントシートだけでなく、とても充実していて、wine party marketさんよりかなりよかったです。(wine party marketさんのはコメントシートだけでした。テイスティングに慣れている人はそれでいいかもしれません)今回二次試験に出たのは、ワインリンクス さんのセットに含まれていたものが多かったというか、ほぼ同じように思います(ブランドは異なる)ワインリンクス さんのには甲種も、シラーも含まれていましたが、ワインパーティーマーケットさんのには含まれていませんでした。カバーできるのはワインリンクス さんの方だと思います。

 

wine linksさんの内包物は、

ワインテイスティングコメント(ソムリエ監修)がワイン本数分

白紙のテイスティングコメントシート(本番と同じようにマークシート式)

テイスティングコメントシートの設問見本(本番と同じ)

過去の出題傾向や配分比率などの資料

各ワイン品種についての基本コメントを産地別にわかりやすくまとめた資料(品種見分け方資料)

テイスティングコメントに書かれているスイカズラなどの紹介資料

 

他にも入っていたと思いますが、全ての資料がカラー印刷でわかりやすいです。とても独学の人には助かるセットです。また二次試験においてわからないことがあれば、メールにて質問を受け付けてくれます。私は二次試験の全体像とか、オリエンテーションの時に何を確認すべきなのかなど、細かく質問しましたが、メールにてしっかり答えてくれました。質問した内容はインターネットでは見つけられない内容だったためとても助かっています。

私は二次試験にはワインリンクス さんの資料を最終確認用として試験当日持っていきました。

  

ワインエキスパート受験にあたりかかった費用

受験料:29,760円

テキスト:4,180円(受験のプロに教わるソムリエ試験対策講座)

テキスト(問題集):3,300円(JSAソムリエ・ワインエキスパート呼称資格認定試験対策予想問題1500)

ワインセット:21,000円(大体2週間で無くなります)

ワインセット:21,000円

ワイングラス:324円

合計:79,564円

 

ワイン受験.comなどには登録しておらず、スクールにも通っていません。それでも8万かかるって少し高いですね。何より受験料が高い。ワインセットに関してはそれなりの品種の典型的なものがしれたので、私としては納得の値段です。

ちなみにJSA協会、日本ソムリエ協会に登録すると受験料金とかが安くなりますが、登録しないでやりました。登録するか否かは合否結果に影響はしないようです。ただ最初から複数年での取得を目指している人に関しては登録しておいてもいいかもしれません。

 

ちなみにこれ以上認定手続きをしたらプラス2万円ほどするみたいです。今の所バッチも使う用事もないので、それは一時保留にしておこうかなと思います。